出勤して、スマホを自宅に忘れてきたことに気がつく。さては、充電器にさしっぱなしで出てきたな。これで３回目。スマホを忘れた回数では年単位で最高記録更新。たとえ、ギネス認定されても、コレばかりは嬉しくない。
なにより、スマホのない休憩時間はまあヒマだ。
手持ちぶさたを解消しようと、鞄にいれたままにしていた「しをんのしおり（三浦しをん・著）」を開く。 三浦しをん氏のエッセイはとにかくおもしろい。本人のモノローグをそのまま載せてるような筆致で、心の声が滝のように放出されている。ダダ漏れよりも、これは意図的に出してるなという意味で『放出』。書いてある日記を横から覗き込んでるような読み心地だ。（赤裸々すぎて、こちらが心配してしまうくらい）
これくらい赤裸々にかけたら、さぞかし気持ちいいだろうなと思う。これが文才かあ。チラと読んでから、持ち込んでいたポメラに、日記の骨組みを打ち込んだ。
ツイッターをやっていたころ、縁あって知り合った物書きの人に、読書のコツを聞いたことがある。その人いわく『とにかく暇を作ること』らしい。
全くの偶然だけど、いまがその時だったのかもしれない。
「スマホを忘れたときのため」と言ってはなんだけど、文庫本一冊くらいカバンに入れるのも悪くないなと思った。それからポメラも。
３万円近くするDM30を「持ち運ぶなら、やっぱりコンパクトタイプだよ」とか言って、買ってからほとんど使ってなかったけど。まさか、ここで大活躍するとは。
スマホ、忘れてみるもんだな（）
