母が誕生日。仕事帰りにケーキとチキンを買っていく。
『ちょうど帰り道だし、ケーキはシャトレーゼで調達しよう』
と浮かれていたら、目的のシャトレーゼは知らないうちになくなっていた。 去年の夏に大袋入のアイスを買ったときには、それなりに人が入っているようにみえたけど。実はそうでもなかったのかもしれない。
少し距離を置いただけでまったく知らない景色に変わってる。ここ2・3年くらいのあいだ、この場面に何度も出くわした。時代が変わるってこういうことかあ。ある意味、流行病が時代を押し進めた形。
モノにも、ヒトにも、永遠なんてない。わかってはいるけど、目の当たりにすると少しさみしいな。マスクをつけることに違和感がなくなるように、時代の変化にもいつのまにか身体が馴染んでいる。
そうやって年を取るんだな。
母が今の私と同じ年のころには、2歳の私がいて、弟は生まれたばかり。
『自分が子育て』…うん、全く想像できない。
両親のやり取りをみてると、男は強くてなんぼの時代に生まれた女性は、本当にたくましいと思う。(祖父に対する祖母も同様)
『お茶くらい自分で淹れなよ』と心の中で何度つぶやいたことか。
私が将来結婚するようなことがあれば、お茶と調味料くらいは自分でとりに行かせようと思う。
店ごとなくなったとなれば仕方ない。近くのスーパーでケーキを調達、モスバーガーでナゲットとオニオンフライを買って帰った。
最後に、母さん、誕生日おめでとう。