ながみねにっき

毎日22時に投稿される、雑感と、たまーーにミニコミ

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※ここから下は、汚い単語のオンパレードなので、ご飯中の人は注意してください。

人の噂話とか、嫌なニュースをみると、ホントこの世はクソだなと思うわけで。そう考えると、夏油の呪霊玉を『吐瀉物を拭いた雑巾みたいな味』ってたとえた芥見先生は、まあ天才だなと。ネガティブな感情の不快感をこれほど的確に示した表現がほかにあるのかと。こう言われると、どれほど気持ち悪いかって一目でわかるじゃん。ネガティブ感情を表現するのに、これ以上の説明は不要でしょ。ネガティブでイメージされるものってそれだけ気持ち悪くて不快な感情ってことじゃん。それも、吐き出すんじゃなくて飲み込むんだよ。

夏油が呪霊を調複する過程って『思ったことを言えない状況』を、間接的に表現してるようにも見えるんだよね。(実際はそうじゃないかもしんないけど)ネガティブをわざと飲み込んで、しんどいのに全部抱え込んじゃうというか。それってまんま夏油そのものだよねっていう。術式って術者の性格とかにも起因するところがあるのかな。

ネガティブを全部飲んで1人で抱え込んじゃうような人物が、五条と同等の階級を持ってるとか。時代からなき者にされてきた者たちが、世の中に対して復讐しようとする象徴というか。ピンドラの解説でみたことと、似た印象を受けるのは私だけかな。

呪術廻戦って世の中のあらゆる理不尽と戦うイメージが強い。いじめとか、女性蔑視とか。そもそも術者自体が少数でマイノリティな存在だし。

それにしても、ネガティブな感情を吐瀉物にたとえるとか、絶妙すぎるでしょ。芥見先生。