パプリカのDVDをみたら、新作情報でおすすめされた。画面の中で、町中を子どもたちが縦横無尽に駆け回ってる。同時に視点もぐるぐる回る。パルクールだっけ。この子たちの身体能力、ホントどうなってんの。
ケンカと盗みだけで生活している子どもが、自分たちの居場所(街)を守るために、大人と本気でやり合ってる。大人ていっても相手は893さんだし、相手が子どもだろうと容赦しないトコロがまあエグい。(いのち狩り取りに行ってるからね)
クロとシロて子どもが作品の主人公。たぶん、兄弟なんだろうけど、精神面でのつながりは双子のような気もする。2人でひとつ、光と影、無邪気に走り回りたい子どもな部分と、社会と向き合おうとする大人な部分。みたいな。クロが守りたかったものて、シロというよりも、シロが体現するような、自由でいられる子どもの部分じゃないかなぁ。
絶望が子どもを大人にするとは言うけど、その点で、強制的に大人にさせられたのがクロで。だから、シロを大人にするのが怖いというか。シロの年齢的に、ある程度自分のことは自分でしていても良いはずなのに。クロが全部してあげていたのもそういう理由なのかな、なんてね。子ども自体、概念での自由みたいなところあるから。
大きさのバラバラな建物が密になって立ってて、看板も派手。(建物の半分以上が看板とか)その光景がもう九龍城砦みたいだなあとか、そんな感覚でみてたけど。
それだって、都市開発で子どもが自由に遊べる場所が減ってるとか、古いやり方をすべて否定するってそれだけで良いのかとか、そういう変化に対する警告?みたいな。
(改革だああ!ていいながら、レトロっていいよねて言ってみたり)
(結局どっちなのさ)
まあ、いつもながら、こういう作品から色々考えちゃうよね。
これはこれで楽しいけど。
(あーーー、肉食べたい)