ながみねにっき

毎日22時に投稿される、雑感と、たまーーにミニコミ

ハチミツとクローバー

思うところあって、ハチミツとクローバーを中学生ぶりくらいに観ている。当時は周りの環境もあって、あの穏やかな学生生活にしかフォーカスされていなかったけど。こうして、大人になってからみると感じ方も変わるんだな。

中の人に気を取られることもあれば、キャラクターの感情がより深いところまで感じ取れたり。この流れでこう感じたから、この行動につながってるんだななんて発見もあって。自分も、なんとなくその時を生きてるようで。その中であれこれ感じて、それを血肉にしてきたんだな、なんてことを他人事のように感じてる。

恋愛をしたり、ワチャワチャしているかと思えば。仕事をしてる描写があったり、課題が間に合わないとかいう学生らしい描写もあったり。ハチクロはそういう、そのときどきで大事にしなければならないものを、ちゃんと優先している。恋愛で悩んでいても、すべてを放ってしまうなんてことがない。(対談の中でも言われていた)どちらかになりそうなものだし、とくに仕事を投げ捨ててまで恋愛にのめり込む人がいるのが現代なのに。すごいことだなと思う。

ハチミツとクローバー。久しぶりに観たけど、想像していたよりも皆が大人だった。そして、大人がちょっと甘酸っぱい経験をしている作品なんだな。でも、そこばかりに行かないところが、やっぱり大人なんだな。なんて、子どものような感想を抱いたのでした。